TSA認証ロックに鍵は付いてくる?
これまでスーツケースやトラベル用の南京錠を購入したときに、その製品専用の鍵がちゃんと付いているかどうか?自然と確認してきましたよね。
最近はTSA認証ロック付きのスーツケースが主流になりましたが、このタイプには鍵が同梱されていないことに驚く方も少なくありません。
鍵は付くのか、付かないのか?
このガイドでは、その疑問をすっきり解消していきます。
【結論】TSA認証ロックには鍵は付いてきません
TSA認証ロックの基本構造

1. スーツケース利用者の荷物を安全に守ること
2. TSA職員が必要に応じて検査できること
そのため、ロックには次の2つの仕組みがあります:
利用者が使う「ダイヤル式の暗証番号」
TSA職員専用の「隠された鍵穴」
この鍵穴は利用者が使うためのものではなく、TSA職員専用。
つまり、鍵が同梱されていなくてもまったく問題ありません。
鍵がない=不良品ではなく、正しいTSA認証ロックの仕様です。
なぜ鍵が付いていないのか

その理由はとてもシンプル。
TSA職員や世界各国のセキュリティ機関だけが、その鍵を持っているからです。
すべてのTSA認証ロックには、赤いダイヤモンドのロゴ(Travel Sentryマーク)がついています。
これは、「このロックはTSA職員の専用ツールで開けられる」という印です。
もしTSA認証ロック対応スーツケースを保有する人全員に同じ鍵を配ってしまうと、誰でも複製できるようになり、セキュリティの意味がなくなってしまいます。
だからこそ、利用者は自分で設定した暗証番号だけで操作できるように設計されているのです。
例外:鍵付きのハイブリッドタイプもある
一部のブランドでは、TSA認証ロックに「バックアップキー」を付けたタイプも販売しています。この場合、鍵はTSA用ではなく利用者自身が暗証番号を忘れたときのための予備手段です。
ただし、この鍵をスーツケースの中に入れてしまうと意味がありません。
紛失を防ぐためにも、財布・リュック・身につけるポーチなど別の場所に保管しましょう。
本物のTSA認証ロックを見分けるポイント

•赤いダイヤモンドのTravel Sentry公式マークがあるか確認する。
•「TSA認証ロック対応」と書かれていても怪しい商品は要注意。
公式ブランドや信頼できる販売店から購入しましょう。ご不安なときはTravel Sentry公式サイトで認定パートナー一覧を確認してください。
まとめ
結論として、TSA認証ロックにスーツケース利用者用の鍵は付いてきません。鍵穴はTSAや世界の保安機関が使う専用ツール用です。もし鍵が付いている場合、それはブランド独自の補助キー(予備機能)です。
いずれの場合も大切なのは、自分のスーツケースを安全にロックし、安心して旅を楽しむこと。正しい知識を持ってTSA認証ロックを使えば、空港でも自信を持って荷物を預けられます。